澤田倭文子 桜染む–桜を織る– 展覧会レポート
9月23日から29日に東京赤坂のドイツ文化会館にて、工芸部の澤田倭文子会員の個展が開催されました。
澤田会員は、毎年光風会展で織りの平面作品を発表されています。
「桜」をモティーフとした十数点の大型のタピストリーを中心とした展示でした。
作品に使われている糸は、草木染めと言われる全て自然の花や枝、主に桜から染めた糸を使用しており、縦糸はバラで染めたグレーの縦糸を使っているとのこと。
個展会場のレンガの壁面とタピストリー作品との対比がまた一味違う空間を生み出していました。
この個展の前(今年の春)にニューヨークでも個展を開催し、単身で現地へ行かれたそうです。
絵の具では表現できない天然の染料による透明感やみずみずしさは、さまざまな国の方々にも感動を与えています。
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