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2025年9月

  • 絵画

    2025年9月18日

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    川崎市岡本太郎美術館企画展
    「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展のご紹介

    2025年7月19日 (土)から10月19日 (日)まで、神奈川県川崎市にある川崎市岡本太郎美術館にて、広島市立基町高校 創造表現コースの高校生たちが描いた「次世代と描く原爆の絵」(広島平和記念資料館蔵)原画42点と、現代アーティストによる戦争や紛争などの社会問題をテーマとした作品、岡本太郎「明日の神話」などが展示される企画展が開催されています。

    「次世代と描く原爆の絵」は、光風会広島連絡所の橋本一貫理事と福本弥生会員が広島市立基町高校で、18年に渡り指導してきたプロジェクトです。

    本事業は広島平和記念資料館の主催事業で、被爆体験証言者の記憶に強く残る被爆時の光景を若者が絵に描き、当時の状況を伝えるため、同コースでは2007年度より継続して、有志生徒が「原爆の絵」の制作ボランティアとして参加させていただいています。

    この取り組みは、被爆者が高齢化するなか、被爆者の記憶に強く残る光景を絵画として後世に残すこと、そして、絵の制作を通して、高校生が被爆者の思いを受け継ぎ、平和の尊さについて考えることを目的として行っているものですが、何度も打ち合わせを重ねながら制作される絵は、当時の惨状を克明に描き出すものでありながら、証言者の記憶や思いに高校生が寄り添い、双方の気持ちを共に伝えるものです。

    生徒たちは証言者の被爆体験を聴き、想像を絶する光景をどう描くのか悩みながらも、資料を集め、証言者と何度も打ち合わせを行い、約8ヶ月をかけて「原爆の絵」を描きあげます。完成した「原爆の絵」は平和記念資料館に寄贈され、それぞれの証言者が修学旅行生などに被爆体験を話す際に、当時の状況をより深く理解してもらうために使われるため、普段は平和記念資料館の収蔵庫に収められていますが、この度、被爆80年を機に、岡本太郎美術館での大規模な原画展示が行われます。

    また、9月21日(日)14時より、基町高校卒業生によるギャラリートークを行います。原爆の絵の制作を通して学んだことや平和への思いをお聞きいただければ幸いです。(文責/光風会広島連絡所)

    川崎市岡本太郎美術館 https://www.taromuseum.jp/

    posted by 光風会事務所

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