第111回光風会展京都展の会場風景のご紹介
第111回光風会展京都展(巡回展)の開催初日6月3日の会場風景です。
会場の京都市京セラ美術館本館2階の展示室は天窓から広がる自然光が特徴的で、それぞれの作品が持つ本来の色彩と質感をじっくりと鑑賞することができます。
初日には町田博文副理事長ならびに桂川幸助常務理事の挨拶に引き続き、作品講評が行われました。
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2025年6月8日
2024年6月6日
ノリタケの森ギャラリー(第1・第2展示室)にて、5月28日から6月2日までの会期で光風会愛知特別展「明日に向けて・光風会愛知」展が開催されました。この展覧会は光風会本展の110回記念展に合わせて企画され、日々の研鑽の成果を発表する場として、光風会愛知の会員・会友から絵画50名、工芸4名が出品しました。
また、併せて特別招待作品として(故)鬼頭鍋三郎氏の「読書の女」と(故)鵜飼幸雄氏の「高原」が展示されました。
このノリタケの森ギャラリーは、日本陶器合名会社(現/株式会社ノリタケカンパニーリミテド)の創立の地にあります。
同社が社員教育の一環として1909年に設置した「技芸科」に、光風会に所属していた鬼頭鍋三郎氏や鵜飼幸雄氏らを講師に迎えたこともあり、当会とは少なからずご縁のある企業です。(上記の2作品も同社所蔵)
展覧会は6日間という短い会期でしたが、2,073人もの多数のご来場をいただき、盛会裡に終了しました。
付/会場に掲示された愛知代表の藤森兼明光風会理事長の挨拶文
光風会展は、この春110回を迎えます。私たち光風会愛知は、組織として大所帯です。クリエーター集団としての行動を起こすために光風会愛知独自で、大作ではない作品展を開催することにしました。日頃出しきれてない各自の個性、思いを表現し発表し高めていくことが、組織の力になると考えます。のびやかに自己表現し、画面に出すことにより自身の中にある可能性を発見できると信じます。
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2024年6月4日
2024年5月4日
2024年4月26日
本年度の光風会展で光風会会友賞を受賞された黒川光世さんの作品数点が、千葉県にある船橋競馬場の新スタンド棟(2F)で展示されます。
競走馬に関わる風景をいつも描かれている黒川光世さんならではの愛情あふれる作品が、新スタンドのオープンに華やかさを添えます。
展示期間は2024年4月29日から約3か月間ですが、営業時間は営業内容で異なり定休日もありますので、ご来場時には事前にご確認ください。
本年度受賞作品は以下のページでご覧いただけます
https://kofu-kai.jp/archivaldata-jusho/7263
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2024年2月28日
一般社団法人光風会のウェブサイトが、このたび新しくリニューアルになりました。
光風会のさまざまな活動や作品発表の情報を今まで以上に発信してまいりますので、引き続きご覧いただきご利用ください。
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2023年7月8日
明治から昭和にかけてグラッフィクデザイナーとして活躍した杉浦非水の展覧会「杉浦非水、時代をひらくデザイン」が、群馬県立近代美術館で開催され約300点が並びました。
1室には、現存する非水の日本画作品最大級の藝大卒業作品「孔雀」が展示され、同室に、図案家としての方向を決めるきっかけとなったアール・ヌーヴォーの資料、ミュシャのポスターが展示されていました。中澤弘光と共に黒田清輝の家に住んでいた当時、中澤と合作した「みだれ髪歌がるた」の、それぞれが描いた絵には、二人の弾むような若さが感じられました。
非水は、三越のポスター、PR誌表紙などを担当し、並行して他の企業のデザイン、装丁・雑誌表紙を手掛け、簡潔で無駄のない形と空間、洒落た色調は現代でも色あせないデザインでした。装丁された本は、立てて展示されていて、あらゆる角度から鑑賞でき、見飽きる事のない展示となっていました。
明治45年中澤弘光、三宅克己らと「光風会」を結成し展覧会を開催した際の「光風会展」の非水デザインの斬新なポスターがありました。
平成31年「第105回記念光風会展」の記念グッズの「トートバック」は、この明治45年「第1回光風会展」のポスターから作成されたのです。
有名すぎるほどの「東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通」「新宿三越落成」のポスターと原画は、奥行きと高さを強調し、遠近法を効果的に用いた構図です。その斬新さと迫力に圧倒されました。
「非水百花譜」の章では、写生帖やスケッチからは非水の並々ならぬ自然への飽くなき関心と視線が感じられ、写生で養った描写力が図案に生かされていたことがうかがえました。時を経ても新鮮な魅力を放つ図案や、スケッチ、デッサンからは、自然を見つめなさいと言われているようでした。
会期中、何度も足を運んだ今回の展覧会は、グラフィックデザインの先駆者・杉浦非水の生涯とその功績を知る事の出来た充実した内容でした。
第4章最終のコーナーには、非水の絶筆とされる小品「雨」が展示されていました。この作品は没後、昭和42年の第52回光風会展に遺作として出品されたのです。(今井ひさ子 記)
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2023年6月15日
2023年6月1日
2023年4月より放映されていますNHKの朝ドラ「らんまん」の主人公は牧野富太郎博士ですが、実はその牧野富太郎博士を生前に油彩画で描かれていたのが、光風会会員(当時)の榑松正利氏(2008年歿)です。
そして、ヒガンバナを観察する86歳の博士が生き生きと描かれているこの油彩画「書斉の牧野博士」は、1948年(昭和23年)の第4回日展で特選作品に選ばれています。
描かれている書斎は、現在の牧野記念庭園(練馬区東大泉)の場所にあった自宅の書斎で、当記念公園では再現された書斎が展示公開されています。
https://www.makinoteien.jp/
なお、この作品は高知県立牧野植物園内の牧野富太郎記念館所蔵作品として常時展示されていますので、機会がありましたら是非ご覧ください。
https://www.makino.or.jp/
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posted by 光風会事務所
2023年5月31日
※広報案内・レポートは広報係より投稿しています。(過去の投稿記事は5年間保管します)