光風会各支部(地区)史

●写真はクリックで拡大表示されます

●特に記載がない場合は敬称を略しています

●執筆内容は2013年4月現在のものです

神奈川支部の歴史

第1回神奈川光風会展

[資料1]

第1回神奈川光風会展 案内状はがき

案内状はがき
1963年(昭和38年7月6日〜16日)/関内ギャラリー

第1回神奈川光風会展記念写真/玄関前にて

第1回神奈川光風会展記念写真/玄関前にて

(左から、馬渕 聖、樋口善一、桜庭彦治、越後島芳明、手前の不明者の後ろは藤江理三郎、河井清一、辻 永、大河内信敬、手前の画廊関係者の後ろは中田幾久治、山本彪一、井口 啓、画廊関係者、大道健治、鳥居 昇)(国領経郎は欠席)

第1回神奈川光風会展記念写真/会場内にて

同記念写真/会場内にて

(前列左から、樋口善一、桜庭彦治、一人おいて越後島芳明、中田幾久治、鳥居 昇、中段真ん中、辻 永、後列左から、大道健治、藤江理三郎、河井清一、大河内信敬、山本彪一、画廊オーナー、馬渕 聖、画廊関係者)(国領経郎は欠席)

創立会員の作品画像

[資料2]


[創立会員]藤江理三郎/早春

[創立会員]藤江理三郎/早春
1963年(第49回光風会展)


[創立会員]越後島芳明/樹間

[創立会員]越後島芳明/樹間
1983年(第15回日展)


[創立会員]河井清一/女

[創立会員]河井清一/女
1979年(第65回光風会展)


[創立会員]国領経郎/砂の上の群像

[創立会員]国領経郎/砂の上の群像
1974年(第60回光風会展)


[創立会員]桜庭彦治/松

[創立会員]桜庭彦治/松
1987年(第73回光風会展)


[創立会員]山本彪一/塔のある風景

[創立会員]山本彪一/塔のある風景
1989年(第75回光風会展)


[創立会員]大河内信敬/冬の丘

[創立会員]大河内信敬/冬の丘
1965年(第51回光風会展)


[創立会員]大道健治/F婦人像

[創立会員]大道健治/F婦人像
(製作年不明)


[創立会員]中田幾久治/江名岬

[創立会員]中田幾久治/江名岬
1980年(第66回光風会展)


[創立会員]鳥居 昇/青いセーター

[創立会員]鳥居 昇/青いセーター
1991年(第77回光風会展)


[創立会員]馬渕 聖/埴輪と壷(版画)

[創立会員]馬渕 聖/埴輪と壷(版画)
1987年(第73回光風会展)


[創立会員]樋口善一/秋の焼岳)

[創立会員]樋口善一/秋の焼岳
1974年(第60回光風会展)


初期の会員・会友名簿
第10回神奈川光風会同人展目録

[資料3]


一番古い会員・会友名簿(1964年)

一番古い会員・会友名簿
(1964年)


第10回神奈川光風会 同人展目録(1976年)

第10回神奈川光風会
同人展目録(1976年)


光風会神奈川支部展

[資料4]

第35回記念案内状はがき(2000年)

第35回記念案内状はがき
2000年(平成12年)/銀座アートホール

第30回記念光風会神奈川支部展記念写真(1995年)

第30回記念光風会神奈川支部展記念写真
1995年(平成7年)/東京セントラルアネックス

第40回記念光風会神奈川支部展記念写真(2005年)

第40回記念光風会神奈川支部展記念写真
2005年(平成17年)/銀座アートホール

物故会員の作品画像

[資料5]


[物故会員]後藤直秀/サリーなどまとう

[物故会員]後藤直秀/サリーなどまとう
1989年(第75回光風会展)


[物故会員]山田茂人/浜辺に

[物故会員]山田茂人/浜辺に
1987年(第73回光風会展)


[物故会員]新井康須雄/モレーの街

[物故会員]新井康須雄/モレーの街
2004年(第90回光風会展)


[物故会員]杉田義雄/山の秋

[物故会員]杉田義雄/山の秋
1989年(第75回光風会展)


[物故会員]石田茂嗣/能(鵜飼)

[物故会員]石田茂嗣/能(鵜飼)
1989年(第75回光風会展)


[物故会員]足立真一郎/秋立つ高原

[物故会員]足立真一郎/秋立つ高原
1989年(第75回光風会展)


[物故会員]土志田秀吉/憩

[物故会員]土志田秀吉/憩
1989年(第75回光風会展)


[物故会員]藤井芳子/K婦人

[物故会員]藤井芳子/K婦人
1989年(第75回光風会展)


[物故会員]飯島義也/自画像

[物故会員]飯島義也/自画像
1981年(第67回光風会展)


[物故会員]矢野雅章/白い集落

[物故会員]矢野雅章/白い集落
1989年(第75回光風会展)


神奈川支部会員メンバー(2012年時)

[資料6]


光風会会員

秋山昭子 我妻清一 阿部和美
池崎 幸 梅村道子 蛯原祥二
遠藤原三 大滝けい子 岡田真佐子
岡田容吉 齊藤孝子 桜川洋子
鈴木英子 高橋恭子 竹内信子
長岡一豊 中島明子 永田ユキ子
西田美代子 野尻則子 舩坂幸枝
三村賢治 米満大九郎


光風会会友

川又秀子 関口美樹也 藤澤正子
松本信子 八束 富 吉田勝美


一般出品者

稲田博子 岡部一成 香取恭三
粷谷直美 小高靖男 庄村純子
杉本登暉子 西 天郎 羽方昭子
藤田勢都子 村田恭一 栁下義一
山崎文治 吉田照子 福本玲美
小澤 基


●神奈川光風会の創立と第1回展

1963年(昭和38年)春、桜庭彦治、馬渕 聖、鳥居 昇などが中心となり神奈川県在住の会員に働きかけて「神奈川光風会」(当時の理事長、辻永の命名)が創立された。

「第1回神奈川光風会展」は創立会員12名の出品により開催された。

会 期

昭和38年7月6日〜16日

会 場

関内ギャラリー

出品者

辻 永(賛助出品)
越後島芳明、大河内信敬、河井清一、国領経郎、桜庭彦治、大道健治、鳥居 昇、中田幾久治、樋口善一、藤江理三郎、馬渕 聖、山本彪一

(資料1の案内状ハガキ、出品者の記念写真を参照)

(資料2の創立会員の作品を参照)

●「神奈川光風会展」「神奈川光風会同人展」「光風会神奈川支部展」の歩み

創立の翌1964年(昭和39年)には「第2回神奈川光風会展」が関内ギャラリーで開催され、この年「光風会展」の50周年を記念して横浜・高島屋の画廊でも同時開催された。「神奈川光風会展」は昭和42年の第5回展までは関内ギャラリーで開催された。同じ年、昭和42年に当時桜木町駅近くにあった「横浜市民ギャラリー」を会場として創立会員のほか光風会展に出品している会友、一般出品者も含めて「第1回神奈川光風会同人展」が開催された。

「神奈川光風会同人展」は1989年(昭和64年・平成元年)の第23回展まで開催され、このあと平成2年から再度「神奈川光風会展」と名称を変更して1998年(平成10年)の第33回展まで開催。1999年(平成11年)からは「光風会神奈川支部展」と名称を変更して現在まで連続して開催(平成24年時・第47回展)されている。

また、1996年(平成8年)開催の「第30回記念・神奈川光風会展」は例年の横浜市民ギャラリーを離れ東京銀座の「東京セントラルアネックス」で開催。「第35回記念・光風会神奈川支部展」と「第40回記念・光風会神奈川支部展」は東京銀座の「銀座アートホール」で開催された。平成22年には「第45回記念・光風会神奈川支部展」を横浜市民ギャラリーで開催し神奈川支部の歴史をふり返る企画展示のコーナーを設けた。

その他、1980年(昭和55年)から1995年(平成7年)にかけて毎年秋には、山下公園そばの郵便貯金会館で50号以下の作品を中心に「神奈川光風会同人秋季展」も開催された。

(資料4の記念展の集合写真、案内状ハガキを参照)

●神奈川支部の発展に尽力いただいたメンバー

〇創立会員の12名の方々

〇評議員などを務めて支部員の指導にあたった方々
桜庭彦治、馬渕 聖、山田茂人、桐生照子、遠藤原三

〇支部で事務所を歴任された方々
井口 啓、新井康須雄、阿部和美、石田精吾、梅村道子

●神奈川支部に所属していた物故会員 (創立会員を除く)

飯島義也、山田茂人、足立真一郎、石田茂嗣、矢野雅章、杉田義雄、藤井芳子、土志田秀吉、後藤直秀、新井康須雄

(資料5の作品写真を参照)

●光風会神奈川支部の現状

2011年(平成23年)、日展審査員を務め今年度、光風会監事に就任した遠藤原三を中心に光風会会員23名、光風会会友6名、一般出品者16名のメンバーで構成されている。(神奈川支部の連絡所は現在、蛯原祥二が務めている。)近年は支部展開催などを利用し光風会展のPRをして出品者が増えるよう努めている。

支部の活動としては支部展の開催に加え研究会の開催がある。毎年4月開催の国立新美術館の本展に向けては、2月と3月の2回(2回目は本部より講師を迎え)、研究会を横浜情報文化センターで実施。毎年6月開催の「光風会神奈川支部展」に向けては、5月に研究会を実施。そして、秋の日展に向けては8月末と9月末の2回(2回目は本部より講師を迎え)、研究会をそれぞれ実施している。

なお、毎年6月には「光風会神奈川支部展」をJR関内駅前の横浜市民ギャラリーで約40年開催してきたが、耐震の問題で建物を取り壊すことになり、平成25年以降の会場確保などが懸案となっている。

(執筆者/蛯原祥二)