公益社団法人日展顧問
一般社団法人光風会理事長
藤森兼明fujimori kaneaki
2020年は日本にとって本来ならば華々しい年でしたが、年初からのコロナ禍は一向に鎮火の兆しが見えず、文化活動は従来に比べ、ほぼ停止状態となり正常に戻るのにどれくらいの時間がかかるのか予測すらたちません。
しかし、公募展が軒並み中止の状況であっても、私達の創作意欲は停滞しているわけではありません。
光風会も近く110周年を迎えます。どのような形にしろ創立当時の精神を柱に各時代の変化を取込みつつ、具象を基本とし、柔軟に感性の起伏を表現しなければなりません。そしてこの道は世代交代の流れの中であっても保持していかねばと確信します。
良質な競い合いや刺激の交流を通して、画壇の花々が咲き誇り豊かな花壇の広がりに大きく貢献すべく行動を続けて参ります。
2020年8月19日