my atelier
卜部 俊孝のアトリエ・工房
a/福山市内でも瀬戸内海寄りの地区にあるアトリエは、海産物の販売所を併用する大作制作用のアトリエ(写真a〜d)と、同じ敷地内の小品・中品制作用のアトリエ(写真e〜h)の2つあります。(編集者筆 以下同様)
写真の大作制作用のアトリエ内は、主宰の絵画教室も開かれているため静物のモチーフがセッティングされています。また、写真奥の壁を隔てて鮮魚などを販売する部屋「卜部ストアー」につながっています。b/このアトリエでの絵画教室は30名ほどですが、福山NHK文化センターや福山美術館など他の場所での講師を含めると100名余の受講者を長年にわたって指導されています。
写真奥の“粋な”(本人談)2枚のポートレート写真は、福山市施行100周年の2016年に開催された写真展「福山市民100人の顔写真展」で展示された写真です。(モノクロ写真3点の左2点)c/油絵具は主にクサカベが多いですが、特にこだわりはないとのことです。
d/アトリエのステンドグラスはヨーロッパで作られた輸入品で、知人を通して入手された逸品。
e/小品・中品制作用のアトリエは、教室を開催しているもう一方のアトリエと違ってどちらかと言えばプライベートな空間。
f/筆など制作に使用する道具や絵の具
g/作品によく登場するウイスキーの瓶など馴染みのモチーフ。写真手前のピッケルハウベ(ツノ付きヘルメット)は藤井軍三郎氏※から贈られた本物で、自身の作品の中に折に触れ描き入れるのは、今も尊敬する師への追悼の気持ちを表しているとのこと。
(※鞆の風景を描き続けた洋画家、教育家、光風会会員、2006年歿)h/同アトリエの別角度から。いわゆる混沌としたカオス状態に見えますが、この方がアイデアやイメージが浮かんでくるとのこと。写真奥の壁には岡崎勇次氏からいただいたサーベルが飾られています。