my atelier
羽二生 隆宏のアトリエ・工房
掲載日/2017年1月12日
工芸
a/のどかな田園風景に囲まれた築30年の工房は、粘土で成形するための工房、ガス炉と電気炉を備えた別棟の工房に分かれています。写真は、粘土で成形するための工房にて、柔らかな光が差し込む中、電動ろくろで成形した壺の形を確認しているところの羽二生先生。(編集者筆 以下同様)
b/ろくろの削り作業にはかかせない鉄製の「カンナ」や「弓」類。「カンナ」の形状は多種多様で、削りだす形により使い分けます。
c/電動ろくろによる壺の制作風景。粘土が先生の手に吸い付いていく錯覚を感じながら、やがて壺のかたちへ。
d/電動ろくろの作業で欠かすことのできない、水を溜めておくための木製の「桶(おけ)」。その桶の中には、成形する時に使う「内ごて」がつけてあります。
e/釉薬をつくるために必要な薬品が棚に並んでいます。
f/別棟に設置されている電気炉。主に「素焼き」を行う時に使用するそうです。炉の温度はデジタル管理され、粘土の種類等でプログラミングを変えながら使用しているとのことです。
g/さらに別棟に設置されているガス炉。こちらのガス炉は「本焼き」で使用しているそうです。炎をコントロールして焼成していきます。
h/手びねりを行うスペース。さまざまな小道具がすぐ手に届くように種類別に棚へ収納されています。