my atelier
西田 伸一のアトリエ・工房
a/閑静な住宅街に建てられた三角出窓がアクセントのアトリエは、開放感のある勾配天井と北面に大きく採光を取った明るく静謐な空間が印象的です。(編集者筆 以下同様)
イーゼルは主に小品用と大作用の2台あり、取材時は小品制作のシーズンで、完成間近の小品が数多く並んでいました。写真左端の棚の奥には、アクリル画制作時に必須の洗面台も見えます。窓際にあるスタンドの付いたライトは、間接照明としてキャンバス周辺を明るくするためのものですが、色味が少し変わってしまうので現在は使われていません。b/筆は主にホルベインのRESABLE 2100seriesと、コシのあるナイロン系の名村NRニューホワイト面相筆。筆跡の滑らかさと比較的リーズナブルな価格で愛用されています。
c/アクリル絵の具はリキテックスのACRYLIC Regular type(他に若干のGOLDEN ACRYLICS)。
d/必要な制作ツールがコンパクトにまとめられたキャビネット周辺。手前から画筆関連と、アクリル画制作では水補填に必須のポリエチレン製洗浄瓶(鶴首ボトル) 。その向こうにペーパーパレットとアクリル絵の具。急いで絵の具を乾かしたい時のためのドライヤーも見えます。また、イーゼルには小品制作時での定位置に置かれたペーパーパレットと、大きめの筆洗器が並んでいます。
e/アトリエの南側はディスクワーク用の書斎を兼ね備えています。棚には瓶などのモティーフに蔵書、調度品の数々が並べられ、机上にはパソコンも備えられています。
写真に見えるドアはすべて倉庫のドアで、アトリエに出入りするドアは写真左端のキャンバスの裏(写真aでは右端)にあります。ドアを開けると階段スペースがちょうど玄関の吹き抜けと一体化しており、大作の作品は吹き抜けを利用して中2階のアトリエから玄関まで、シームレスに最短距離での出し入れが可能となっています。