a
自室にて。普段は中学の時の体操服を着て描いています。そう、画像はイメージです。
b
パレット 汚いっていわれがち。綺麗に使うのは諦めました。
c
だいたいのものはとりあえず箱に入れたら整理されたように見える魔法。ついiPhoneを触ってしまいがちなので、いっそここに立てかけてアニメなどを流して絵を描いています。
d
モチーフ(風景)の写真はA4に印刷して参考にします が、すぐ汚れてボロボロになるので100号制作中は3枚は出し直します。印刷で色が変わりすぎる時や細部まで見たい時は、文明の利器タブレットを使います。
e
枯 (F100/油絵/2018年制作/第104回光風会展光風賞)
interview of new age
森 美由希 interview
掲載日/2018年5月13日
絵画
- Q1/光風会展に出品するきっかけは何ですか? また初入選は何歳の時ですか?
- A/実は卒業したら絵はもう描かないだろうと諦めていたのですが、卒業前にこれまでこんなに頑張ってきたものをやめてしまうのは寂しいな と思い、仕事をしながらも制作を続け発表や教えてもらえる機会のある場所がないか と大学の先生に相談し、紹介していただいたのがきっかけです。初入選は23歳の時です。
- Q2/光風会展に出品し光風会と関わり始めて、芸術や制作に対する意識など変わったことはありますか?
- A/色々な人が色々な環境の中で制作を続けられていて、励みになります。
また、春の光風会展や秋の日展を目標に定期的に大作を作るリズムができるのは良いことでした。(もちろん環境に合わせて色んなスタイルの方がいます)
また光風会展や日展は東京で展示なので、展示されればSNSで繋がった関東圏の方が見に来てくださることもあり、がんばるぞというモチベーションに繋がりました。
会場では多くの作品を見ることが出来るのでとても勉強になります。 - Q3/絵画制作に関して影響を受けた作家や書籍などはありますか?
- A/大学時代の友人達は忌憚の無い意見をくれるのでとても大切です。
好きでよく見る画家はカンスタブルとコロー、いわさきちひろです。 - Q4/大学在学中はどんな大学生活を送っていましたか?
- A/制作途中に友人と堅あげポテト(うすしお)を食べるのがとても好きでした。
よく絵画室の椅子で寝ていました。
岡山大学近くのかつ亭はぜひ岡山にきたら食べてみてください。
しゃぶとじ丼と梅しそロースカツ丼が好きでした。オムカツ丼もおすすめです。
ボリューミーなので初めはご飯小盛りが良いかもしれません。 - Q5/大学卒業後の制作スタイルはどのように変わりましたか?
- A/社会人になり、夜があるといえど、月火水木金土日とあった昼の明るい中で描ける時間は土日しかなくなったので、制作とそれ以外の両立に葛藤し「もう絵なんて描きたくない~!!」と思うこともありますが、光風会や絵を見に来てくださる方やまわりの人に支えられて頑張れています。
早めに制作を始めるなど制作リズムをやっと掴んできました。メリハリや計画性がより大切になったと感じます。
制作場も悩みました。
広くて天井の高い絵画室から、自宅の畳部屋になったので、灯りを分厚い蛍光灯から、LEDの厚みの少ない灯に変え、絵具汚れ防止に天井から園芸用ビニールを吊るして囲みカレンダーを貼り合わせた床を作りました。
住めば都です。 - Q6/若い世代から見て、10年後20年後の光風会はどのように進んでいってほしいと考えていますか?
- A/時代の流れに応じて変わらなくてはならないことも沢山あると思いますが、これからも絵が好きな人達がお互い学び合い切磋琢磨していける会だと良いと思います。
- Q7/これから、自分自身どんな絵を描いていきたいと思っていますか?
- A/好きなものをたくさん描いていければよいなと思います。