広報案内・レポート 一覧

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    2024年2月28日

    光風会のウェブサイトが新しくなりました!

    一般社団法人光風会のウェブサイトが、このたび新しくリニューアルになりました。
    光風会のさまざまな活動や作品発表の情報を今まで以上に発信してまいりますので、引き続きご覧いただきご利用ください。

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  • 工芸

    2023年7月8日

    「杉浦非水展」を見て

     明治から昭和にかけてグラッフィクデザイナーとして活躍した杉浦非水の展覧会「杉浦非水、時代をひらくデザイン」が、群馬県立近代美術館で開催され約300点が並びました。
     1室には、現存する非水の日本画作品最大級の藝大卒業作品「孔雀」が展示され、同室に、図案家としての方向を決めるきっかけとなったアール・ヌーヴォーの資料、ミュシャのポスターが展示されていました。中澤弘光と共に黒田清輝の家に住んでいた当時、中澤と合作した「みだれ髪歌がるた」の、それぞれが描いた絵には、二人の弾むような若さが感じられました。
     非水は、三越のポスター、PR誌表紙などを担当し、並行して他の企業のデザイン、装丁・雑誌表紙を手掛け、簡潔で無駄のない形と空間、洒落た色調は現代でも色あせないデザインでした。装丁された本は、立てて展示されていて、あらゆる角度から鑑賞でき、見飽きる事のない展示となっていました。
     明治45年中澤弘光、三宅克己らと「光風会」を結成し展覧会を開催した際の「光風会展」の非水デザインの斬新なポスターがありました。
     平成31年「第105回記念光風会展」の記念グッズの「トートバック」は、この明治45年「第1回光風会展」のポスターから作成されたのです。
     有名すぎるほどの「東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通」「新宿三越落成」のポスターと原画は、奥行きと高さを強調し、遠近法を効果的に用いた構図です。その斬新さと迫力に圧倒されました。
     「非水百花譜」の章では、写生帖やスケッチからは非水の並々ならぬ自然への飽くなき関心と視線が感じられ、写生で養った描写力が図案に生かされていたことがうかがえました。時を経ても新鮮な魅力を放つ図案や、スケッチ、デッサンからは、自然を見つめなさいと言われているようでした。
     会期中、何度も足を運んだ今回の展覧会は、グラフィックデザインの先駆者・杉浦非水の生涯とその功績を知る事の出来た充実した内容でした。
     第4章最終のコーナーには、非水の絶筆とされる小品「雨」が展示されていました。この作品は没後、昭和42年の第52回光風会展に遺作として出品されたのです。(今井ひさ子 記)

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    2023年6月15日

    第109回光風会展金沢展の会場風景のご紹介

    第109回光風会展金沢展(巡回展)の会場風景です。
    15日に行われた開会式には、陳列をご指導いただいた藤森兼明理事長、桂川幸助常務理事をはじめ、県内外からも多くの先生方にご臨席を賜りました。
    会期は6月16日(金)〜20日(火)まで、石川県立美術館で開催致します。

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  • 絵画

    2023年6月1日

    油彩画「書斉の牧野博士」のご紹介

    2023年4月より放映されていますNHKの朝ドラ「らんまん」の主人公は牧野富太郎博士ですが、実はその牧野富太郎博士を生前に油彩画で描かれていたのが、光風会会員(当時)の榑松正利氏(2008年歿)です。
    そして、ヒガンバナを観察する86歳の博士が生き生きと描かれているこの油彩画「書斉の牧野博士」は、1948年(昭和23年)の第4回日展で特選作品に選ばれています。
    描かれている書斎は、現在の牧野記念庭園(練馬区東大泉)の場所にあった自宅の書斎で、当記念公園では再現された書斎が展示公開されています。
    https://www.makinoteien.jp/

    なお、この作品は高知県立牧野植物園内の牧野富太郎記念館所蔵作品として常時展示されていますので、機会がありましたら是非ご覧ください。
    https://www.makino.or.jp/

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    2023年5月31日

    第109回光風会展京都展の会場風景のご紹介

    第109回光風会展京都展(巡回展)の会場風景です。
    表彰式には共催の京都新聞、並びに会場の京都市京セラ美術館の関係各位のご臨席もいただきました。
     
    1枚目/藤森兼明理事長挨拶(表彰式)
    2〜4枚目/絵画会場風景
    5枚目/工芸会場風景

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    2023年1月26日

    岡山光風会EC事業のご案内

    岡山連絡所(岡山光風会)のECサイト「岡山光風会EC事業」がスタートしました。
    連絡所の運営維持や広報活動の一環として、オンライン企画のご案内やオリジナルデザイングッズの販売を始めています。
    また、それに合わせて、岡山光風会のウェブサイトもリニューアルしました。
    お時間のあります時にぜひ一度お立ち寄りください。(岡山連絡所)

    【岡山光風会EC事業サイト】
    https://okayamakofukai.stores.jp/

    【岡山光風会ウェブサイト】
    https://okayama-koufu.jimdofree.com/

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    2022年6月14日

    京都巡回展会場風景のご紹介

    京都連絡所の会員(絵画)の方から、6月7日から12日まで開催されました第108回光風会展京都展(巡回展)の画像が届きましたので、ご紹介いたします。
    1枚目/京都市京セラ美術館副館長のご挨拶(コロナ対策により初日前日の陳列後に開催された表彰式)
    3枚目/会場をご覧になる潮江宏三先生(前京都市美術館館長)

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  • 絵画

    2022年2月22日

    光風会岡山での春期研究会でライブ配信が実施されました

    岡山市内の生涯学習センターで2月20日に開催されました春期研究会において、オンライン会議システムのZOOMを使っての、双方向の会話を伴うライブ配信が実施されました。
    事前に招待された光風会石川の4名の方と、光風会岡山から2名の参加者があり、光風会での初めての試みとなりました。
    おかげさまで講師の先生からもご好評をいただき、また光風会石川の参加者の方からも「他の県の研究会を初めて見ることができてとても新鮮で、制作のプロセスとその指導内容が大変勉強になりました」とのライブコメントをいただきました。
    今回のライブ配信はコロナ禍での一過性の企画というよりも、地域という枠を越えて光風会全体を見据えて考えた時の、これからの研究会のあり方を示す一つの実践例となったのではと思います。

    なお、当日は会場の新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のガイドラインに則り実施されました。(文責/光風会岡山連絡所)

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  • 工芸

    2021年12月12日

    彩・光・静寂ーその先へー展覧会レポート

    10月15日(金)〜12月12日(日)に広島市の泉美術館にて、工芸部評議員の長戸瑞子さん(以下長戸会員)が出品している3人展が開催されました。
    長戸会員は、毎年光風会展で染による平面作品を発表しています。

    泉美術館はビルの5階にあり、ガラス張りや吹き抜けの天窓から注がれる豊かな自然光と外に見える日本庭園により、独特な空気感に包まれた展示会場となっています。その空間へ、長戸会員の作品は、大型のタピストリー4点、5枚のタピストリーを集合させた作品1点、大型パネル作品8点、屏風2点、小立体作品3点と、さまざまな表現による染作品で見ごたえのある展示となっていました。

    以前は具象的なものを簡略化して構成していたそうですが、現在はエスキースをもとに、構図はダイレクトに画面と対峙して制作していくとのこと。染料には白がないため、生地の色の白をどこに置くかをまず考えるそうです。

    技法はロウケツ染めで、ロウを強力でのびがあり、ひび割れを起こさないようにするため、2種類のロウをブレンドするそうです。そのロウは、チャンチン(柄杓のような道具)と電熱線により温度管理を行いながら作業を進めるそうです。さらに、裏表両方染めるという手間のかかる作業を積み重ねていきます。また、制作時に必要な木枠はご自分で作り、タピストリーのように長い作品は、その木枠をずらしながら工夫して制作しているそうです。スパッタリング(霧吹き技法)による独自な技法も展開して制作されています。

    女子美術大学の学生時代はキュービックデザインを専攻されていたとのこと。「染めによる立体作品をもっと作ってみたい」という長戸会員の意欲的な言葉が印象に残りました。

    下記のURLから、会場風景を左右360°方向に渡って見ることができます。
    http://www.izumi-museum.jp/exhibition/exh21_1015.html

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    2021年9月7日

    絵画会員の結城唯善さんが美術手帖2021年10月号に紹介されています

    美術手帖2021年10月号(9月7日発売/美術出版社)に、多様な価値軸で生きる8組の作家の一人として、光風会絵画会員の結城唯善さんが紹介されています。
    光風会(公募展)に所属することの意味や信念など、興味深い内容にまとめられていますので、詳しくはぜひ誌面にてお読みください。

    posted by 広報係

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